ねっと流通情報 JU岐阜・JU兵庫サテライトAAがおもしろい!!

2007/2/23 ニュース by Megumi

競争激化の中古車流通市場で、いま、JU岐阜がおもしろい!



企業系に押され“地盤沈下”の様相が否めない商工組合(JU)系オートオークション(AA)会場にあって、いま、岐阜県中古自動車販売商工組合(JU岐 阜)の取り組みがおもしろい。インターネットを利用したリアルタイムの“AA出品窓口”を他県のJU組織に提供しようとしているからだ。実現したのはまだ 兵庫の1県だけだが、すでにAA事業から撤退した県をも含めて「要請があればすぐにでも対応したい」とやる気は満々。中古車流通激変の大きなうねりの中 で、「JUの灯」を残す“砦”になり足りえるか、企業系からも関心が集まっている。

*過去最高も、実はバブルか!

827万台。06年、中古車AA会場が扱った年間の累計台数だ。輸出、それにリサイクルに回ったクルマも入っている。05年の800万台を上回り過去最高だ。いまや国内の中古車流通は、ほとんどがAA会場を経由していると見て差し支えあるまい。

だが、この累計流通台数、1台のクルマが複数の会場を回り歩けば、換算台数が膨れ上がる宿命を持つ。「新車と同様に小売市場は中古車も悪い」。“流通バブ ル”の感はぬぐえない。良質車はじめ、慢性的な“タマ不足”感は依然として指摘され、これが流通市場、引いてはAA会場競争激化のバックボーンにある。

JU岐阜が自会場の出品増と、他のJUへの“出品場”提供という2股のメリットをかけて「ジョイント・オークション」に乗り出したのもこのためだ。昨年 10月に初回、ことし2月(10日)に2回目に挑んだ。ジョイント先は、かねて交流のあった兵庫県だ。初回212台の出品で成約率34・5%、そして今回 222台で同37・8%。ネットオークションは「10%でも高い」とされているだけに、抜群の高成約率といっていい。

*卸売りと小売り価格が急接近!

すでに商組としてAA事業から撤退したJU兵庫ではAA会場を持たない。商組会員(約240社)の中から小売り用のWebサイトを持つ55社が、サイト映像を活用してAAデータとし、JU岐阜のオークションに出品したものだ。参加店も初回の35社から20社増えた。

「小売りしながらオークションに参加できるというのが参加店に好評だった」(兵庫)。「卸売りと小売りの価格が接近してきているから取り組めた。これはこ のジョイントAAの“売り物”となる」(岐阜)。小売り、事業者双方の顧客に疑念を与えないように、セリ時は小売りサイトから対象車をはずす取り決めと なっている。

インターネット使ったネット・オークションは、容易に取り組めることから企業系でも導入が盛ん。品揃えの出品台数アップと、成約率が向上するのがメリットだ。JU岐阜さえも企業系と提携する構え。このネット連結が新たなグループを形成しつつある側面がある。

*「JUの灯」を残す足がかりに!

とくにJU岐阜として興味深いのは、他のJUの参画を意図している点。いまや、JU系AA会場で有力会場として残っているのは岐阜、埼玉、愛知の3会場ぐ らい。ここのところの巻き返しは激しいが、埼玉を追い抜き、JU岐阜が全国のリーダー的立場に立っている。JU全体の“地盤沈下”を脱ぐい去るまでは困難 と見られるものの、いくつかのJUと連携して、「JUの灯」を残す足がかりになりはしないかと、不確かながらも期待感はある。


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